[ イベントレポート ]
夏休みのあいだに、子どもたちは学校では学ぶことのできない体験を通して、ひとまわり大きく育っていきます。だから私たちは今回、夏休み特別企画として「親子お茶育教室 お茶を知ろう」というイベントを開催。親子で豊かなコミュニケーションを育むことを目的に、お茶を急須で淹れる体験を実施しました。
第一部はお茶の歴史を勉強する「学習編」。配布されたテキストをもとにお茶の故郷である中国や緑茶発祥の地である宇治田原町の場所を色鉛筆で塗りました。また煎茶とほうじ茶と玄米茶を飲み比べ、水色や味などの特徴をそれぞれテキストに書き込むなど楽しみながらお茶の歴史や個性を学べ、子どもたちの歓声が場内に響いていました。
テキストを使いながらお茶の歴史や急須の話、お茶の飲み比べなど楽しい授業が行われました。
続いて第二部では「実践編」として、実際に茶さじで8gをはかり、70℃のお湯を急須に注ぎ、1分間待って湯呑に注ぐという行程を体験しました。急須で初めて自分で淹れたお茶を母親に飲んでもらった子どもたちは、母親の「おいしい!」という反応に、みんな思わず笑みがこぼれていました。
「こいまろ」が巨大急須を使い、最高に美味しいお茶の淹れ方を解説。そして、子どもたちも実際に急須でのお茶淹れに挑戦し、お母様方に振舞いました。
いままで急須で淹れたお茶を飲んだことがない、という子どもが大勢いました。しかし今回の体験を通じて、これからは自分で淹れたお茶を飲みたいと言ってくれました。まさにこれこそが「茶育」の意義であると感じられるいい機会となりました。
今回のイベント「親子お茶育教室」に参加された皆さんに対しアンケートを実施。実際に参加した感想や今後やってほしいイベントなど、いくつかの声をご紹介します。
「煎茶の正しい淹れ方は親の自分も知らなかったのでとっても勉強になりました。」
「子ども目線でやっていただきとてもわかりやすく楽しかったです。」
「茶器についての講座やお茶を使った料理教室もやってほしいです。」
「生活に身近にあるものを子どもと楽しく体験できるのはうれしい。」
「次は実際に茶畑でお茶摘み体験なんかもやってみたいですね。」
「テキストに貼ったり書き込んだりするのが楽しかった。」
「夏休みのいい思い出ができました!」
「今日からお家のお茶淹れ担当になります!」
「ぼくも今日から急須で淹れたお茶を飲もうと思いました。」
「夏休みの宿題の自由研究に使います!」