[ イベントレポート ]
3月2日(水)に東京都日本橋にて、日本の「おもてなし」が詰まった製品・サービスを厳選する「おもてなしセレクション」の受賞式が行われました。今回こいまろ茶も出品し、見事入賞することができました。その授賞式や3月2日から8日までの展示の様子などをレポートします。
色は濃いのに、味はまろやか―お茶づくりでは極めて両立が難しいとされてきたこの難題に、宇治田原製茶場は敢えて挑戦しました。急須茶の素晴らしさを多くの方へ届けるためには、誰が淹れてもおいしく仕上がるお茶が必要だったのです。そして試作を重ね、3年の歳月を経て生まれたのが「こいまろ茶」です。
今回こいまろ茶が入賞した「おもてなしセレクション」とは、暮らしを豊かにし、世界に通用する”優れたおもてなし体験“を提供できる商品・サービスを厳選するもの。商品・サービスそのものに留まらず、伝統の継承や日本独自の魅力を備えているか、現代人のライフスタイルに配慮・適応しているか、そして海外の方にもその魅力が伝わり、実用的であるかといった点を、国内外の選定員により総合的に評価されます。
お茶に対する宇治田原製茶場の熱意と、日々こいまろ茶に親しまれているお客様の思いが、今回の受賞を導きました。これを機に、こいまろ茶ひいては急須茶の魅力を再確認するとともに、日本の「おもてなしの心」に触れてみてはいかがでしょうか。
3月2日(水)、東京都中央区にある日本橋三井ホールにて「おもてなしセレクション2016」授賞発表式典が行われました。2年目となる今年は、昨年の約2倍となる274もの応募があり、全国30の都道府県から90の受賞対象が選定されました。
式典のはじめには、おもてなしセレクションの主旨や過去の活動内容、今後の展開などについて紹介。プレゼンターとして招かれた女優の本上まなみさんは、受賞事業者たちにさらなる活躍を期待するコメントを送りました。
また、式典会場では全受賞対象の展示会も同時開催。受賞事業者や実行委員会関係企業、報道陣などおよそ400名が集まり、受賞ラインナップを興味深げに鑑賞。展示スペース横のステージでは、全受賞事業者への表彰が行われました。賞状を受けた宇治田原製茶場の日本茶アドバイザー・西山正人は「コーヒーや紅茶は世界中で飲まれているけれど、おいしい日本茶を知る人はまだまだ少ないのが現状。こいまろ茶を多くの方々に楽しんでいただくことで日本茶の魅力を発信し、おもてなしの心と日本文化を伝えていければ」と喜びの気持ちを語りました。
授賞式の様子や会場内で開催された全受賞対象の展示会
日本全国から厳選されたおもてなしの数々を間近で
日本橋三井ホールに程近い日本橋高島屋では、授賞発表式典同日から受賞対象の展示・販売がスタート。催事は1Fイベントスペースと8F催会場で行われ、食料品や生活雑貨、ファッション、家具、美容アイテムなど、全90の受賞対象のほか、選りすぐりの美味を堪能できる試食コーナーが登場するなど、充実のプログラムで開催されました。
受賞した宇治田原製茶場の「こいまろ茶」のブースは8Fに設置。玉露、若蒸し煎茶、深蒸し煎茶からなる “黄金比ブレンド”の解説パネルとともに、こいまろ茶のパックがずらりと陳列。「こいまろ茶」を多くのお客様に知っていただける機会となり、盛況のうちに幕を閉じました。
書店併設の落ち着いた店内で日本茶の魅力、再発見!
こいまろ茶のおもてなしセレクション2016初受賞を記念し、MARUZEN CAFE日本橋店では期間限定で「こいまろ茶一煎セット」が提供されました。
同メニューは、急須で淹れるこいまろ茶(ホットまたはロック)と、こいまろ抹茶を使用した「こいまろラングドシャ」をセットにしたもの。自分で淹れる濃厚でまろやかなお茶と、シンプルな甘みがくせになるラングドシャの絶妙なハーモニーを味わえます。さらに、こいまろ茶のおいしい飲み方を解説した小冊子も付属。急須茶になじみのない方でも簡単においしいお茶が淹れられます。
料金はホット、ロックともに550円(税込)。お食事、デザートをご注文された方は400円(税込)でこいまろ茶一煎セットをプラスすることも。期間限定販売ではあったものの、たくさんの方にこいまろ茶をお楽しみいただけました。今後もさまざまな形で、急須茶に親しめる機会を作っていきたいと思います。